【美脚コラム】脚やせのために姿勢改善が必要な本当の理由

【美脚コラム】脚やせのために姿勢改善が必要な本当の理由

Desty代表の大道です。

ここ数年で、脚やせのために姿勢改善が重要であると発信する運動指導者が増えてきました。

しかし、「姿勢を整えることがなぜ重要なのか?」に対する答えを正しく説明できている人はまだまだ少ないです。

正しい姿勢を作るためには、骨・筋肉だけでなく、脳についても知る必要があります。

姿勢は無意識によってつくられる

私たちの姿勢は、無意識のシステムによって制御されています。

例えば、電車に乗って立っているとき、電車の揺れに対して
「左足に重心を近づけよう」
「右の外腹斜筋に力を入れよう」
といった意識をしている人はいないと思います。

したがって、姿勢を改善するには姿勢制御のシステムをアップデートすることが必要です。

「立っているときに腹筋やお尻を意識して…」といったアドバイスはあまり効果が期待できず、遠回りになると言えます。

筋肉で固めた姿勢を「安定した姿勢」と脳が認識していることが問題

下半身太りで悩んでいる方の多くは、

前ももの筋肉が過剰に使われて、裏ももやお尻が使われていない

ことが多いです。

しかし、この悩みに対して「前ももの筋肉を緩めて裏ももやお尻を鍛えよう!」となるのは早いと考えています。

なぜなら、本当は不安定で(前ももやふくらはぎなど)筋肉の過剰な緊張のある姿勢を「安定した姿勢」だと脳が認識しているのを変えない限り、姿勢は変わらないからです。

姿勢改善のゴールは、シーソーをいつでも地面と平行に保つこと

体を横から見たときの体幹のバランスをシーソーで例えると、反り腰やスウェイバックなど、姿勢が崩れている人のシーソーは体幹が反る方向に傾き、端が地面についた状態を「安定した姿勢」だと認識しています。
※スウェイバック姿勢とは、上半身が下半身に対して後ろに見える姿勢で、反り腰と猫背が組み合わさった見た目をしています。

正しい姿勢を作れている人は、シーソーが常に地面と平行になっているため、体が傾いたときに体幹のシーソーを使って少ないエネルギーで姿勢を安定させられます。

しかし、体幹のシーソーが「反り」に傾いたままの人は、体幹を動かせる余地がないため、太ももやひざ下など末端の筋肉に過剰な力を入れて体を固めることになります。

姿勢改善は呼吸や「背中を丸める」種目から始めよう

Desty(ディスティ)では、体幹のシーソーの機能を取り戻すため、すべてのお客様に体幹を丸める種目を徹底して行っていただいています。

私たちは体の構造上、生きているだけでお腹の力が抜けて体幹が反る方向に引っ張られるため、1日に1回は体幹を丸めるエクササイズを行い、姿勢をリセットすることをおすすめしています。

姿勢改善を何から始めたら良いかわからない人は、背中全体(首~骨盤)を丸めて行う「ファーストポジション」から取り組んでみてください。

▼ファーストポジションの解説
https://twitter.com/naogen_fitness/status/1635633360197304322

体幹のシーソーが正しく機能すると、意識しなくても姿勢が変わり、腰や太ももの筋肉の緊張が減るはずです。

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